チューインガム・ヒストリー（よりそってめらんこりい）

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１９８４年１０月２１日発売
よりそってめらんこりい
作詩：　ＳＨＯＷ　　作曲：　松田りか　
編曲：　船山基紀

あの日のように
作詩：　ＳＨＯＷ　　作曲：　松田マミ　
編曲：　船山基紀

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「よりそってめらんこりい」
松田りかさんの公式に発表された、最後の作品。
前作「忘れていたニックネーム」と共通しているのは、都会に生きる女性の孤独感。チューインガムの楽曲には珍しく１６ビートの速いテンポが使われ、大都会に生きる若者の焦燥感がよりいっそう強く浮き彫りになっています。
「今よければいい　行き先失くした二人」の歌詞が、あまりにも哀しい。

「あの日のように」
好きな彼とは別の男性との結婚を決意した女性が、それでも彼から引き止めて欲しくてもう一度逢いに来たものの、アッサリ"おめでとう"と言われてしまい、ガッカリするという内容。
こちらは８ビートの軽快なタッチで、二人の男性の間で揺れる女性の"こころ"を、マミさんが歯切れのいい歌唱で聴かせてくれます。
マミさん自身の作曲とはいえ、まるでメロディーと一体化したような自然な歌い方は、とても的確であり、大人のシンガー・ソングライターとして一つの完成形を迎えたと言えるでしょう。